
「雨が続くと胃がもたれる」「食欲が出ず、お腹が下りやすい」と感じたことはありませんか?東洋医学(漢方)では、体内に余分な水分や湿気が溜まることを「水滞(すいたい)」や「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。湿気が多い時期は胃腸の働きが低下し、全身の水分代謝が滞りやすくなります。今回は、長雨シーズンの胃腸不調の原因と、お腹を整える生活習慣についてお伝えします。
1. なぜ長雨の湿気で胃腸の調子が悪くなるのか?
人間は汗をかいたり尿を出したりすることで体内の水分量を調節しています。しかし、周囲の湿度が高すぎると汗がうまく蒸発できず、体の中に不要な水分が留まってしまいます。
また、湿度が高い時期は食品にカビや細菌が繁殖しやすいため、傷んだ食べ物や冷たい飲み物の摂りすぎによって胃腸のバリア機能が低下し、お腹を壊しやすくなるのです。
2. お腹の湿気を追い払う「食生活と養生法」
胃腸を元気にして体内の水はけを良くするためのコツを取り入れましょう。
- 冷たい食べ物・飲み物を控える: 冷たいジュースやアイス、生ものの摂りすぎは胃腸を直接冷やし、消化機能を大幅に低下させます。常温以上の飲み物や温かいスープを選びましょう。
- 「水はけ」を良くする食材を食べる: ハトムギ、小豆、冬瓜、トウモロコシ、きゅうりなどは体内の余分な水分を排出する手助けをしてくれます。生姜や紫蘇(シソ)などの薬味も胃腸を温めて水分代謝を促します。
- しっかり噛んで食べる: 胃腸への負担を減らすため、一口30回を目安によく噛んで食べましょう。
3. つらい胃もたれ・下痢には漢方薬の活用も
胃腸の不調を放置すると体力が低下し、夏バテや感染症にかかりやすくなります。症状が重い場合や下痢が続く場合は、我慢せず医療機関を受診してください。
東松原ひなた薬局では、体内の水分代謝を整える「五苓散(ごれいさん)」や「平胃散(へいいさん)」など、湿気による胃腸障害やだるさに効果的な漢方薬のご提案を行っています。「病院に行くほどではないけれど、お腹の調子がスッキリしない」という方は、ぜひ当薬局にご相談ください。

