【避難生活の健康を守る】避難所で起こりやすい「隠れた体調不良」と薬局ができるサポート

自然災害の発生後、避難所や車中泊、あるいはインフラが止まった自宅で過ごす「避難生活」では、普段とは異なる環境から様々な健康問題が生じます。東日本大震災や熊本地震でも、避難生活中の体調悪化が大きな課題となりました。今回は、避難生活で特に注意すべき「健康トラブル」とその予防策、薬局の役割についてお伝えします。

1. 避難生活で急増する4つの健康トラブル

  • エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症): 車中泊や狭い場所で長時間同じ姿勢を続けると、足に血栓(血の塊)ができやすくなります。水分不足も大きな原因となります。
  • 環境変化による「持病の悪化」: ストレスや睡眠不足、お薬が飲めない状態が続くことで、高血圧や糖尿病、喘息などの持病が急激に悪化することがあります。
  • 感染症の拡大(ノロウイルス・インフルエンザ等): 水道が使えない環境では手洗いが不十分になり、集団生活の中で胃腸炎や呼吸器感染症が広がりやすくなります。
  • 口内環境の悪化による誤嚥性肺炎: 水不足で歯磨きができないと、お口の中の細菌が増殖し、特にお年寄りの誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクが高まります。

2. 身近なものでできるセルフケアと予防策

  • こまめな足の運動と水分補給: つま先立ち運動や足首を回すストレッチを定期的に行い、喉が渇いていなくても意識して水を飲みましょう。
  • 口腔ケア(お口の清掃): 少量の水でうがいをする、マウスウォッシュや液体歯磨きを活用する、または濡らしたガーゼで歯や舌を拭うだけでも効果があります。
  • ウェットティッシュや消毒液の活用: 水が使えない場合は、アルコール消毒や除菌シートで手を衛生的に保ちましょう。

3. 日頃から「地域のかかりつけ薬局」を持っておく大切さ

避難生活の中で体調に違和感を覚えたら、「たいしたことないから」と我慢せず、救護所の医師・薬剤師や近くの薬局にすぐ相談することが大切です。

地域の皆様が「いざという時」にも安心できるよう、お薬の管理から災害時の備えまでしっかりサポートいたします。ぜひ普段からお気軽にご利用・ご相談ください。

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